プチ史跡案内シリーズ ~清水遺跡(西秋留石器時代住居跡)~
マイナーなやつやってこーと思って痛い目見た1回目、
さすがに学習しまして、ある程度分権のそろっている有名なやつ・市のモデルコースの検証などやって軌道に乗せたいと思います!
ということで今回は国指定史跡でもある「西秋留石器時代住居跡」を取り上げたいと思います
こんなとこにあります
JR五日市線の秋川駅から南に1キロほど、徒歩で10分と少しといったところでしょうか
国道411号線から横に入ったところにあります。住宅街の中の路地を進んでいくと急に現れる空き地が「西秋留石器時代住居跡」です。
住宅街の空き地に丸い敷石がいくつかあるといった感じです
まずは清水遺跡とはどのような遺跡なのかをまとめていこうと思います
この遺跡が発見貼れたのは昭和初期で、敷石住居跡が単独で発見されることはありましたが、この清水遺跡ようにまとまって複数の跡が見つかることは珍しかったようです。また、数か所に円形に集まっているというのは特に珍しいものであり、関東地方ではほとんど見られないものでした。
この遺跡からは磨製剣、土製の漁具、石鏃、石器など様々なものが出土しました。
これらの出土品から縄文時代中期頃の遺跡だと判断することができたそうです。
発掘当時は住居跡の再現などを行っていたそうですが、戦時中に荒廃し、戦後国の補助金を利用して整備をしたものの、現在の敷石だけを残すにとどまっているそうです。
この清水遺跡、学術的には非常に珍しいものであり、国に指定されるほどの価値があることは証明されております。
ただ、このブログでは観光スポットとなりうる場所を紹介していきたいと思っています。そこから考えると観光スポットとしての評価はほぼ0に等しいですね。
とりあえず、最低限備えていなくてはいけない案内看板は存在します。
しかし、この案内看板
この写真の奥に見えている看板がそれです。フェンスで囲われており中に入ることができないうえに看板は道路に面しているわけでもなく、道路を向いているわけでもありません、、、横からのぞき込めということなのでしょうか
昔は住居跡の復元などもされており、それなりに遺跡っぽい姿を見せていたようですが、現状は何とも言えませんね。
国の補助金を使って整備したという文献もありましたが、フェンスで囲ったということなのでしょうか、、、
国指定の史跡というにはあまりにも殺風景というか、残念というか、
ただ、一応史跡として見てもらおうという試みがあったということを証明する看板はありました笑
確かに秋川駅から秋川丘陵ハイキングコースの入り口へ向かう途中の少しそれたところにありますのでこの通りに通ってくれるのであれば人の目につくことはありそうです👍
春以降のハイキング客が訪れるような時期にはある程度の人が見に来る場所なのかもしれない!と思いましたがここで問題となってくるのが、秋川丘陵ハイキングコース自体の問題です、、、
圏央道のあきる野IC付近にある登山口と書いてある場所ですが、何時しかの土砂崩れで道が崩壊しており、立ち入り禁止となっています(数年間)
秋川丘陵ハイキングコース自体がないような状態になっているのです
清水遺跡は、戦後目立った整備はされず、フェンス囲いになり、順路とされていたハイキングコースも使えず、少し残念な国指定の史跡となっているのが現状のようです。
近所のお散歩として行ってみるのはよいですがわざわざ駅から歩いていくような場所ではなさそうです、、
清水遺跡についてはこのあたりにさせてもらおうかと思います
追記があったら更新します!
次回は週末くらいに出せればと思います!
今回の参考文献
「わがふるさと 秋川市郷土抄史」
「文化遺産on-line」
「登山おすすめコース」
https://jac.or.jp/oyako/f17/a13TKY100s.html